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江戸のカウンターカルチャーの中心人物・蔦屋重三郎。反骨の男はいかにして生まれ、どう散ったのか?吉原の一角の茶屋に一風変わった面々が集まっている。派手な音曲が座敷に響く中、武家と町人、戯作者や絵師、能楽師に煙草屋らが賑やかに酒を酌み交わしている−−。その座の中心にいるのは、蔦屋耕書堂の主で、今宵の宴を催した 蔦(つた)重(じゅう)こと蔦屋重三郎。戯作者の朋誠堂喜三二や恋川春町らへの提案を胸に秘めながらも、重三郎は笑顔で抜け目なく次の作品への芽を探す。そんな酒席を通りから憎々しげに見上げる武士の影が…。寛政の改革による出版統制の嵐が、始まろうとしている。葛飾北斎に目をかけ、喜多川歌麿、東洲斎写楽を世に出した稀代の本屋・蔦屋重三郎。文化の担い手を「武士や豪商」などの富裕層から「庶民」へとひっくり返し、幕府による弾圧にも泰然自若として立ち向かった。その反骨精神はいかにして生まれ、どう散ったのか。生き別れた両親、愛への渇望、波乱万丈の人生を支えた妻・とせの内助の功など、「人間・蔦重」の知られざる一面を生き生きと描き出す。
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出版社からのコメント
江戸のカウンターカルチャーの中心人物・蔦屋重三郎。反骨の男はいかにして生まれ、どう散ったのか?吉原の一角の茶屋に一風変わった面々が集まっている。派手な音曲が座敷に響く中、武家と町人、戯作者や絵師、能楽師に煙草屋らが賑やかに酒を酌み交わしている−−。その座の中心にいるのは、蔦屋耕書堂の主で、今宵の宴を催した 蔦(つた)重(じゅう)こと蔦屋重三郎。戯作者の朋誠堂喜三二や恋川春町らへの提案を胸に秘めながらも、重三郎は笑顔で抜け目なく次の作品への芽を探す。そんな酒席を通りから憎々しげに見上げる武士の影が…。寛政の改革による出版統制の嵐が、始まろうとしている。葛飾北斎に目をかけ、喜多川歌麿、東洲斎写楽を世に出した稀代の本屋・蔦屋重三郎。文化の担い手を「武士や豪商」などの富裕層から「庶民」へとひっくり返し、幕府による弾圧にも泰然自若として立ち向かった。その反骨精神はいかにして生まれ、どう散ったのか。生き別れた両親、愛への渇望、波乱万丈の人生を支えた妻・とせの内助の功など、「人間・蔦重」の知られざる一面を生き生きと描き出す。